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昨今全国の自治体で大きな問題とされている空き家問題。その原因のひとつとして上げられるのは、少子高齢化問題です。

現在我が国の総人口はおおよそ1億3千万人弱ですが、このペースで少子化が進むことによって、50年後の総人口は1億人を軽く下回る計算になると言われています。

それに伴い、高齢者の割合も右肩上がりで増加し、2060年には60歳以上の高齢者が人口の約半数を占めるというシミュレート結果も出ているほどです。

つまり、昨今における空き家問題は、その歪みから生まれたほんの一端に過ぎないようで、今後お年寄りが増加し続けるとともに、空き家の件数も比例していく事が懸念されます。

 

元々、土地や建物は、持っているだけで価値があり、値上がりしていくものだとされていました。

資産形成において欠かせないものだったことは確かだったようです。

しかし、今の時代都市部の一部の地域を除き、住宅は購入後値下がりする場所が多く、資産形成としての価値は昔ほど感じられなくなっています。また、若者は都会へ移り住み、地方の高齢化と過疎化はますます進んで行くと言われています。

それと並行して、地方自治体には負の遺産として空き屋が増え続けているのは紛れもない事実でしょう。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔