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アーケードのある商店街の盛況、そのピークは1980年代の初めと言われています。その後、郊外の住宅地が開発されていくのに伴い、郊外の大型のショッピング・モールができ、人々は「なじみのお店」が並ぶ商店街からはなれて、空き店舗が並ぶ「シャッター商店街」が増えている、というのが人々の描く「商店街」のイメージではないでしょうか。

 

では実際消費者庁が集計した「商店街空き店舗実態調査報告書」から、全国の商店街における空き店舗の割合をみてみましょう。

空き家王子_87_図1

出典:消費者庁「商店街空き店舗実態調査報告書

 

以上のように、平均して商店街の店舗数の10%が空き店舗になっているようです。では、空き店舗の数は5年前と比べてどう変化しているのでしょうか?

空き家王子_87_図2<商店街内における空き店舗の5年前路との比較>

出典:消費者庁「商店街空き店舗実態調査報告書」

 

一番多いのは「変わらない」という回答で、40.2%。次が「増加した」で、32.4%。あわせると72.6%の商店街では、空き店舗の数は改善していないということがわかります。

ではなぜ空き店舗になってしまったのでしょうか?埼玉県の調査を見て見ましょう。

空き家王子_87_図3

平成28年度埼玉県商店街経営実態調査報告書「商店街の今とこれから

 

後継者の不在、経営不振が主な理由になっており、思いのほか「大型店の進出、撤退を受けの移転」という理由が少ないことに気がつきます。

こうして空き店舗になってしまった物件のその後について、次回のコラムでもう少し詳しく見てみたいと思います。

 

― 空き家王子.com 代表 早水 大輔 ―
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