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前回まで、商店街の空き家の現状を見てきました。では、そういった空き店舗にどんな店舗が入ったら商店街の活性化につながるのでしょうか?

「商店街空き店舗実態調査報告書」によれば、商店街側が考える「空き店舗に入って欲しい業種」は以下の通りです。

 

<空き店舗に入って欲しい業種>

空き家王子_89_図1

出典:消費者庁「商店街空き店舗実態調査報告書」
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/2017/171115shoutengai.pdf

 

1位の生鮮食品店・日配食品店(スーパーなど)については、毎日買い物をするお客様がいることから、商店街に足を運ぶ人が増えることを見込んでのことと思います。2位の飲食店と4位のパン・弁当・惣菜・生菓子店頭製造小売業については、やはり人気のある飲食店にはそのお店を目的に、多くの人が年齢層・地域を問わずに集まること、そしてそういった飲食店や、飲食の小売店舗のその存在が商店街自体の魅力がアップすることにつながるからということではないでしょうか。3位の衣料品・身の回り品については、様々なジャンルのお店が集まることで、より商店街に様々な層の人を呼び込むことが見込めるからでしょう。

 

逆にディスカウント店など集客力はあっても、すでに商店街にある店舗の商品と競合する可能性のあるお店については少ないことがわかります。

では実際、どんな業種が商店街にお店を出したいと思っているのでしょうか。

<空き店舗の借り手のニーズが高いと思われる業種>

空き家王子_89_図2

出典:消費者庁「商店街空き店舗実態調査報告書」

 

「空き店舗に入って欲しい業種」の2位である飲食店のニーズが圧倒的に高いことがわかります。

 

ではそういった商店街にとって集客力のある魅力的な飲食店に商店街に入ってもらうためにはどんな施策が必要になるのでしょうか?次回のコラムで見てみたいと思います。

 

― 空き家王子.com 代表 早水 大輔 ―
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