20170529

前回は外壁や屋根の塗り替えに於いてそのタイミングやサイクルについてお話ししましたが、ここでは「塗り替えを怠ることではらむリスク」について紹介していきます。
言わずと知れて建物の塗り替えには、それなりのお金と時間を要します。

さらにそれが空き家となれば、「自宅でもないのにそこまでお金をかけるのはバカバカしい」と考える方も少なくないはずです。

しかし、塗り替えを怠ることで、建物の寿命をかなり縮めてしまうことは理解しておいた方がよいでしょう。

その最も大きな原因となるのが「雨漏り」であり、そこから発展するものこそ「シロアリ被害」に他なりません。

ご存知の様にシロアリのは、雨で傷み柔らかくなった木材が大好物です。

さらにシロアリは、木材に限らず、断熱材や電線なども蝕みます。

シロアリ被害により、躯体がもろくなるのに加え、漏電の恐れもはらんでいるのです。

それが分かれば即実行しましょう。

 

とは言え、「塗膜の寿命は約 10 年とされているから、 10 年を目途に塗り替えすれば大丈夫だ」と考えるのは安易かもしれません。

外面の傷み具合も見ながら、住宅メンテナンスの会社にシロアリ発生の有無を確認しつつ、頃合いを検討すべきです。

時期尚早とは思わず、疑いを持ったら即実行が望ましいタイミングと言えますね。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔