近年、空き家の問題が深刻化しているのはご存知ですか？

ひとえに空き家と言っても、実はさまざまな種類があります。
・二次的住宅…常時住んでいる訳ではないが、稀に使う程度
・賃貸用住宅…貸したいが、借り手が付かない
・売却用住宅…売りたいが、買い手が付かない
・その他の空き住宅…用途がなく使われていない。もしくは分類できない

これらの中で昨今問題視されているのは「その他の空き住宅」で、つまり何らかの事情により、誰も住んでおらず放置されたままの住宅が該当します。
総務省統計局では、住宅・土地の統計調査結果を公表しており、それによると、全国の空き家率は上昇の一途を辿り、平成25年においては空き家戸数が約820万戸、空き家率にしておよそ13.5％という高い数値が報告されているのです。

つまり、総戸数の7軒に1軒は空き家になっているという計算です。

5年前と比較すると、空き家は63万戸も増加しており、約0.4％の上昇という結果が出ています。これらを見ると、空き家の戸数がどれだけ増え続けているのかがわかるでしょう。

さらに統計結果によれば、今後も空き家の戸数は増加の一途を辿るのが明白で、東京オリンピックが開催される2020年には、何と空き家の戸数が1000万戸を超えると言われています。

その問題を解決すべく施行された「空き家対策特別措置法」が、どれだけの効果を表すか、今後注目されるところでしょう。

空き家王子.COM　代表　早水　大輔