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しばらく人の住んでいなかった空き家を再び住めるようにするためには、大なり小なり改修工事が必要になります。見積もりをとってみて、思いのほか工事費がかかることに驚き、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?

そんなときに味方になってくれるのが、自治体による補助金や税制優遇制度です。
国交省では今ある住宅を「きちんと手入れして、長く使う」社会を目指していて、その実現のために、耐震化、バリアフリー化、省エネルギー化など、様々な改修工事のための助成制度が自治体ごとに設定されています。

弊社のある埼玉県加須市にも、空き家の改修・リフォームに使える可能性のある制度がありますので、紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのは「住宅改修等資金助成制度」です。

これは加須市市民が市内の施工業者により個人住宅で工事費20万円以上の改修工事などを行った場合に、改修工事費の5%相当額を5万円を最高限度額として市が助成する、というものです。

ただし「現在居住している自己所有の住居」の改修が対象となりますので、空き家を購入し、住み始めたあとの改修工事などに利用することができるのではないかと思います。

なおこの制度を利用するためには「工事の着工前」に市役所に申請が必要になりますので、事前に一度市役所の担当課へ相談することをおすすめします。

あなたがお住いの自治体にも空き家に利用できる助成制度があるか、調べてみてはいかがでしょうか。

参考:埼玉県加須市「住宅改修等資金助成制度」
http://www.city.kazo.lg.jp/cont/s251000/d023100/20130403110350.html

空き家王子.COM 代表 早水 大輔