20170807

入居者同士が交流しやすいスペースのあるシェアハウス。

かつては「外人ハウス」と呼ばれ、日本で働く外国人が借りるケースが主でしたが、昨今では学生同士や同業者同士といった、近い関係の方々が様々な目的を持って住むケースも増えるなど、特に若年層から人気となっているようです。

 

ここでは、「空き家をシェアハウス仕様にリノベーションする」具体的なメリットとデメリットについて紹介していきましょう。

まず、メリットは、費用対効果の高さでしょう。

1軒を1人に貸すのではなく、分配して数名に提供することで、単純に増収に繋がります。

さらに、賃貸経営する際の大きな懸念点として挙げられる、「空室リスク」も軽減できるあたりもメリットと言えるでしょう。

ちなみに昨今では、シェアハウスの中に民泊専用のゲストルームを設けるなどで、より高い収入性を担保した新しいタイプのシェアハウスも増えているようです。

 

反対にデメリットは、プライバシーの問題などによる入居者間のトラブルでしょう。

さらに、これまで賃貸経営の経験もない方が突然管理者になる訳ですから、クレーム対応や設備管理などで大変になることも挙げられます。

ひと家族に貸す訳ではなく、複数名の大家さんになるので、手間がかかってしまうあたりは覚悟しなければなりませんね。

 

苦労は多いでしょうが、それでも空き家をシェアハウスとして利用すべく、リノベーションしたいと考える方は、空き家専門の管理業者や不動産屋さんなどに相談してみるとよいでしょう。

尚、空き家をシェアハウスとして活用する際は、建物の用途変更が義務づけられる場合がありますので、必ず管轄の役所などで詳しく調べてみることをおすすめします。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔