前回紹介した「古民家リノベーション」。

ご存じのように莫大な経済効果を生んでいることから、全国の自治体がそこに目をつけ、一大プロジェクトとして空き家になった古民家を商用施設にリノベーションするケースが増えているようです。

例えば、佐賀県佐賀市にある古湯温泉では、築110 年の古民家を大々的にリノベーションし、カフェスペースのある図書館として生まれ変わりました。

ちなみにそこは、宿泊施設としての利用もでき、 1 日 1 組限定で「泊まれる古民家図書館」として、訪日外国人の方々にはもちろん、古民家を知らない若い世代からも多く支持されていると話題になっています。

さらに、東京都でも「古民家再生プロジェクト」として、若いアーティストに古民家の改装を依頼し、賃貸物件として一般的に開放するというプロジェクトも盛んに行われています。

こちらもまた若い世代に人気のようで、公開後すぐに成約してしまうケースが多く、中には抽選にしている物件もある様です。

また、古民家のみならず、古い工場や倉庫、さらには蔵もリノベーションの対象物件として人気が高い様で、特に都内では空き物件になるとすぐに買い手が付く値千金物件として常に注目されているようです。

古民家は、その閑静な佇まいゆえにカフェスペースとして利用されるケースが多く、最近では「古民家カフェ」専用の検索サイトが数々ローンチされているので、一度調べて訪れてみてはいかがでしょうか。

空き家王子.COM　代表　早水　大輔