DSC_7771

これから紹介するのは、木材・コンクリなど、素材に関係なく重要な処理となる「防水加工」の具体的な工事方法についてです。

大切な住宅を美しいまま長持ちさせるためには、防水加工は絶対に外せない処理なのはお分かりだと思います。

中でも、ベランダや屋根、バルコニーといった箇所においては、特に精巧な防水処理を施す必要があると言えます。

そこでまず、それら防水加工を施すタイミングを紹介しましょう。

 

雨が上がった後、水たまりができているのを発見した際、床面のクラック(ひび割れ)が発生している際、さらに軒の天井に雨染みが見られた場合などです。

どれも経年による劣化がもたらした状況なので、発見したら工事業者に下見をお 願いすべきです。

より防水効果を高めるために用いられる手法は、 FPR 防水と呼ばれる繊維強化プラスティック材質を使った耐衝撃性・耐水性・成形性に長けた加工法や、ウレタンゴム系塗膜防水と呼ばれる、ウレタン樹脂を塗布した防水性の高い加工法、さらにはコンクリートの浮きや膨張を防ぐために効果的な押さえコンクリートという加工法などが挙げられます。

また最近では、施工会社独自の効果的な工事方法や、より上質な塗料を加工するところも増えている様なので、見積もりの際、直接施工会社に効果的な工事方法を紹介してもらいましょう。

 

防水加工はどれも決して安上がりではありません。

しかし、これまで紹介してきた様に、住宅の質を保ち、美しくあり続けるためには、どうしても避けられない工事です。

一生に何度とないことなので、値段よりも質にこだわって、大切な住宅を長持ちさせることを優先しましょう。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔