リフォームとリノベーションの違い
言わずと知れて住宅は消耗品です。
それも、身の回りにあるどんなものより寿命の長い消耗品と言えるでしょう。
しかし、住宅は数か月や数年程度で気軽に買い替えるものではなく、 10 年、 20 年、 30 年と、親の代から引き継いで住むところも少なくないでしょう。
そうなると、年々気になってくるのが老朽化。
いくら定期的にメンテナンスをしていても、いつかは寿命がくるものです。
そんな時、誰しも考えるのが住宅の刷新でしょう。
建て替えはもちろん、リフォームやリノベーションなんて方法もあります。
しかし、リフォームはまだわかるけど、リノベーションって一体何? と考え込んでしまう方も多いはず。
ここでは、大切な住まいが美しく生まれ変わるリフォームとリノベーションの違いについて紹介していきます。
まずリフォームというのは、ご存知の通り、「古くなった設備や内装はもちろん、間取りも変更する手法」のことです。
最近だと、クロスの張り替えや、一部の住宅設備機器を取り換えるだけでもリフォーム(プチリフォーム)なんて言われますが、元々は老朽化したものを新しい状態に戻すという広い意味で使われます。
それに対してリノベーションというのは、「古い建物の良さを活かしつつ、給排水や電気、ガスなどを全面的に刷新すること」
つまり、中古の物件の機能・性能・デザイン性を向上させるための手法ということです。
また、「中古物件に新たな付加価値を生み出す手法」とも言えます。
人によってはリノベーションのことを「リモデル」なんて呼ぶところもありますが、それらはほぼ同じ意味と捉えて問題ありません。
空き家王子.COM 代表 早水 大輔