リノベーションとリフォームの違い
相続等で古い家屋を受け継いだものの、売れる程良い状態ではないし、住む訳にもいかない。
更地にして売るか、はたまた現状のママで貸すかといった具合に、空き家の処分や処理に困る方は多い筈。
そんな時は、思い切ってリノベーションしてみるという手段も一考の価値があります。
リノベーションとは、機能や性能を高めるべく古い建物を工事し、さらにデザイン性も向上させるという昨今主流の改修工事のこと。
リフォームは主に設備の改修となり、言わば「原状回復」が目的であることに対し、リノベーションは側は手を入れず、中の設備や間取り、内装に至る全てに手を入れることを指します。
ソフトとハードの関係で表すなら、「リフォーム」はハードを刷新することで、ハードはそのままでソフトのみ交換するのが「リノベーション」という位置づけになります。
そして昨今では、空き家をシェアハウスとして使えるようにリノベーションする方が増えているようです。
ちなみにシェアハウスとは、自室とは別に住人たちが共同で利用できるスペースを備えた賃貸住宅のこと。
外国ではオーソドックスな居住方法でしたが、最近ではメディアでの影響もあり、国内でもシェアハウスにする物件が増えています。
そして、空き家をシェアハウス仕様にリノベーションするメリットは、アパートよりも自由な空間が増えることや、ライフラインの圧縮などが代表的でしょう。
次回は、空き家をシェアハウスにリノベーションする具体的なメリットとデメリットについて紹介していきます。
空き家王子.COM 代表 早水 大輔