20170619

住宅を長持ちさせるために必須と言えるのが外面塗装です。

一般的に塗膜の寿命は 10 年ないし 15 年であることは以前紹介したと思います。

ではそれをより長持ちさせるため、つまり寿命 10年を 15 年に延ばすためにはどの様な工夫が必要なのかについて、紹介していきましょう。

 

住宅の外面塗装をより美しく、そしてより長持ちさせるために大切なのが「下地処理」です。

これは基本的に、塗膜の密着効果を高めるための処理のことで、処理方法はいくつかあります。

まず代表的なのが「高圧洗浄処理」。

その名の通り、汚れや旧塗膜の脆弱な部分を高圧洗浄し、洗い流します。

きれいになった箇所に改めて塗膜をあてがうことで、密着効果はもちろん、見た目の凹凸も目立たず、とても美しい処理が可能となります。

そして次は「コーキング処理」。

これは、元々流し込んである既存のコーキングをすべて除去し、可塑剤(かそざい)などを含んでいない高品質なコーキングに打ちかえる処理です。

そしてもうひとつが「下地調整」と呼ばれる処理。これは下地がひび割れている場合などの対処法で、下地全面、もしくは劣化が見られる箇所のみをフィラーで抑えてから塗装を行う処理のことです。

どれも多くの塗装会社ではスタンダードなメニューなので、施工をお願いする際は、外面の状況に合わせて下地処理のパターンを選ぶとよいでしょう。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔