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人間が年を取ってヘルスケアに気をつかうように、建物もまた、経年の劣化による都度のメンテナンスが必要になります。

例えば、屋根や外壁等、建物の外面部分の塗装はがれや色あせも見逃せない点と言えるでしょう。

建物の外面を覆う塗膜は、雨や紫外線などの影響により段々と薄くなってくるものです。塗膜の厚さは、ものによりまずがおおよそ1ミリから3ミリ程度で、耐用年数は約 10 年、長くても 15 年が限界と言われています。

もし年数で見極めることが難しいなら、傷み具合を確認してみるとよいでしょう。

ひび割れやチョーキングが目立つようなら、塗り替えを考えるタイミングと言えます。

また、素材によってメンテナンスするサイクルは異なり、外壁の場合、吹き付けであれば6年から 10年、サイディングは約 10 年、 ALC も 10 年と言われており、屋根はカラートタンで5~8年、スレートで 10 年が目安となります。

さらに、立地の環境によってもメンテナンス時期は変わり、雨の多い地域や海辺の場合は、塗膜の寿命はさらに短くなることを覚えておくとよいでしょう。

 

最近では、紫外線や雨に強い塗料がたくさん開発されています。

お値段はやや高くなりますが、頻繁にメンテナンスできない事情がある方などは、それらグレードの高い塗料の使用を検討してみてはいかがでしょうか。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔