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前回は空き家をシェアハウスとして活用するケースについて紹介しましたが、ここでは、「民泊施設」として活用する際のポイントや注意事項について説明していきます。

 

まず「民泊」とは何か? というところからお話しましょう。カンタンに言うなれば、「民家を宿泊施設として解放すること」になります。今では社会的な事業として大きく注目を集めていますが、「誰でも気軽に出来る」訳ではない上に、抱える問題点も多く、始めるには細心の注意を払うことはもちろん、法的なルールを携えておくことも必須でしょう。

 

民泊を始めるには、まず民泊新法(住宅宿泊事業法案)の概要を知っておく必要があります。まず、新法の対象となるのは、以下3種類の事業者となります。

 

・「住宅宿泊事業者(民泊ホスト)」

・「住宅宿泊管理事業者(民泊運営代行会社)」

・「住宅宿泊仲介業者(民泊仲介サイト)」

 

上記に該当する業者は個々に義務事項が設けられており、確固たる機関に届け出る必要があります。新法に違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金などといった重罰が科される恐れがあるので、開業を考えた場合は、まず地域の役所に届け出る項目を調べておきましょう。

空き家王子.COM 代表 早水 大輔