空き家を自分で管理するなら②
前回に引き続き、空き家管理の方法について説明していきます。今回は、空き家管理の作業についてです。
実際に空き家に入って掃除などをする前に、まずは近隣の方々へのご挨拶から始めましょう。急に知らない人が来て、空き家内をゴソゴソとしていたら、不審者と間違われてしまったなんて事になったら大変です。
さらに、空き巣や放火など、治安状況を聞くことにより、空き家がある事で近隣に迷惑をかけていないかという確認の意味もあります。
また、それら被害に遭ってしまう事を懸念し、自身の連絡先を知らせておくことをおすすめします。様々なトラブルを回避する意味でも、先ず近隣へ挨拶するのはマストと考えて下さい。
そして近隣への挨拶が一通り済んだら、空き家内の清掃に移ります。
順序に縛りはありませんが、まず室内の換気をし、その間に敷地内の清掃から始めると効率がよいでしょう。
清掃するポイントは、先ずポスト内のチラシを取り除くことを最優先すべきです。ポストがチラシなどで溢れていたら、空き家であることをアピールしているようなもの。イタズラのターゲットにされないためにも、外から目につきやすいポストから片付け、その後ゴミ広いや庭木・雑草の整理、除去へ移りましょう。
ちなみに、外を清掃する際、水道メーターの確認を忘れずに。もし使っていないはずのメーターが作動していたら、どこかで漏水が起きている可能性を疑った方がよさそうです。
十分換気が出来たら、最後は屋内の清掃です。自宅を大掃除する時のやり方で結構ですが、空き家だった事を考えて、家具の動作確認や、雨漏りの有無、さらには壁のヒビ割れなども確認しておきましょう。
一通りの作業を終えて帰る際はしっかり戸締りをして、来た時同様、近隣の方々に挨拶しておくことを忘れずに。
空き家王子.COM 代表 早水 大輔